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2021年11月01日

家庭内暴力のスクリーニングがさらに必要である
More screening of domestic abuse needed

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Dr Nadia Ahmed from the Mortimer Market Centre presenting to EACS 2021.

質の改善プロジェクトで、職員に家庭内暴力についていつも尋ねるように勧めた後に、主要なLondon HIVセンターの1つで家庭内暴力を報告した患者数が3倍になった。大多数は非白人の英国人の男性間性交渉者が明らかにした。

職員の訓練後、職員には毎週、家庭内暴力スクリーニング率の報告を含む通知が送られ、来院のたびに患者に尋ねるように頻繁に勧められた。家庭内暴力を打ち明けた患者は健康アドバイザーに紹介された。

このプロジェクトは、COVID-19によるロックダウンと時期が一致した。COVID-19によるロックダウンは、家庭内暴力の件数増加と関連している。

プロジェクトの前の年では、医師は、患者のスクリーニングを来院の8%で行ったが、2020年3月~2021年3月の間では33%に上昇した。家庭内暴力を明らかにした患者数は、11人から36人に増加した。注目すべきは、大部分の患者は、数回聞かれて初めて家庭内暴力を報告できると感じたことである。

家庭内暴力を報告した人の3分の2は男性であった。家庭内暴力を報告した男性も女性も大多数は非白人であった。

職員のフィードバックは、話し合いに対処する自信が増していることを示し、患者のフィードバックは肯定的であった。

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