2022年11月02日
HIVに感染して生まれた女性の妊娠
Pregnancies in women born with HIV
HIVとともに成長し、今では自分の子供を持つ女性の数が増えていると、英国の研究者らは会議で発表した。2006～2021年までに、英国でHIVに感染している女性の妊娠が17,478件あり、そのうちHIVとともに成長した131名の女性の202件の妊娠が含まれていた。この期間に、HIVとともに成長した母親の割合は、0.3％から3.5％に増加した。
HIVとともに成長した妊婦（年齢中央値24歳）は、おそらく異性間性交渉でHIVに感染したと思われる妊婦（年齢中央値33歳）より有意に若かった。HIVとともに成長した女性で、受胎時にHIV治療を受ける機会があった妊婦数は増加したが、ウイルス抑制率は、人生の後半にHIVに感染した女性よりわずかに低かった。
両群の転帰はほぼ同じであったが、HIVとともに成長した女性は、早産および低出生体重児のリスクが高かった。HIVとともに成長した女性から生まれた乳児150名において完全なフォローアップが行われ、そのうち1名がHIV陽性と診断された。
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