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2021年11月01日

専門ガイドラインはHIVの指標疾患についての検査を支持していない
Speciality guidelines don’t support HIV indicator condition testing

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Dr Carlijn Jordans of Erasmus University, Rotterdam presenting to EACS 2021.

HIV検査をヨーロッパでさらに広めるために、AIDSを規定する疾患やHIVと結びつくその他の疾患のある人の検査を推奨していない診療ガイドラインが障害になっていることが会議で発表された。

研究者らは、これらの疾患のうちの63疾患―「指標疾患」と記述―を対象とした各国の専門ガイドラインをヨーロッパ13ヵ国の786疾患について検討した。

HIV検査について言及しているのはガイドラインの65%のみで、実際に推奨しているのは44%のみであった。AIDSを規定する疾患を扱っているガイドラインの中でさえ、HIV検査を推奨していたのは50%に過ぎなかった。例えば、子宮頸がんについてのガイドラインでHIVの検査を推奨していたのは15%のみ、反復性肺炎についてのガイドラインでは18%のみであった。

東ヨーロッパの国々のガイドラインの方が、西ヨーロッパの国々のガイドラインより検査を推奨している可能性が高かったが、AIDSを規定する疾患をより多く扱っていることが主な理由である。

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